Simple Lifeに彩りを加えるエッセンス

女性建築士あおいかさのブログ

美しい薔薇もエディブルガーデンも、庭づくりは土づくりから

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庭づくりの基本

ガーデニングを始めて1年と3か月。野菜も花もすごく元気に育ってくれています。

今の時期は毎日採れたてのミニトマトやきゅうり、茄子などが楽しめます。 

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 ガーデニングで大事なのは土づくりとプランニングとのこと。

 

家を新築してやっと念願の自分だけの庭が持てたのですが、早く素敵な花を植えたい気持ちを抑えながら慎重に土づくりからスタートしました。

 

 土の掘り起こし

 花壇を作るための土壌改良を行います。まずは30cm程土を掘り起こす作業です。

 

  息子が作業している間に近くのホームセンターで消石灰を購入。風で飛ばないよう、粒状の物が良いみたいです。 

 消石灰の袋の注意書きにあるように、マスク、眼鏡、手袋でしっかり防護してから、ふかふかになった土に撒きました。

 

大きい土の塊をつぶしたり、石ころを拾ったり。あとはひたすらスコップで混ぜて混ぜて。

 

 最終的にはこんな感じになりました。このまま1週間放置です。

 堆肥と赤玉土

 1週間後、堆肥と赤玉土を追加して混ぜます。 

 

 

 薪ストーブ屋さんがストーブの灰を土に混ぜると美味しい野菜が出来るって言っていたのでそれも撒いてみました。ただし、アルカリ性の土になるので、ツツジやブルーベリー等には向かないそうです。 

 あとはひたすら大きなシャベルで混ぜます。 

 堆肥を混ぜたら更に1週間待ちます。

 

エディブル・ガーデン

 庭の面積は2坪ほどであまり大きくないため、花と野菜が混在します。

そこで見た目も美しい家庭菜園を目指して、野菜のオベリスク仕立てを実践してみることにしました。

 

まずはきゅうり。黄色い花が可愛いですね。

 

 

そして、ミニトマト、アイコ。どんどん成長し、2m位の背丈になります。

黄色と赤の2株を植えたので数百個単位で収穫できます。

 

 

 

彩りのエッセンスとして 

少々手のかかる土づくりですが、やるとやらないではその後の楽しみに大きく差が出ると思います。

 

地味な野菜達も植え方の工夫で素敵なお庭のアクセントになります。

 

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ゴミの山から素敵な昭和レトロガラスを発掘する

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ゴミの中からお宝発見

旦那さんが経営している材木屋さん兼工務店の資材置き場には、リフォームの解体現場から運びこまれた物が一時的にストックされている場所があり、そこで分別して処分します。

 

でもたまに古いお宅から運びこまれた不用品の中から宝石の原石のようなお宝を見つけたりします。中でも木製建具は重厚なアンティーク感たっぷりの物や珍しいガラス付きの物があったりするのです。

 

ある日ガラスを砕いて処分される寸前の古い建具を発見しました。

 

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この建具は古い農家の納屋にあったらしく、塗料のような物がべったり付いていました。

 

子供の頃祖母の家で見たような、昭和レトロな雰囲気がなんとも懐かしい感じ。

調べてみると、これは『ダイヤガラス』と呼ばれるものらしく。

 

ダイヤガラスとは。

日本板硝子が1950年頃に製造していた型板ガラスで、ダイヤのような凹凸があり、角度を変えてみるときらきら輝く、とあります。

現在生産はされていない、と聞くと割られて処分されてしまうのがどうしても切なくて。

 拾って磨いてみることにしました。

 

  自宅の室内窓に

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スポンジに洗剤を付けて磨きましたが、想像以上にしっかりこびりついていて、すっかり綺麗にするのはかなり大変でした。

ちょうど自宅を新築予定だったので、がんばって磨いたガラスを室内窓に使ってみることに。

旦那さんは最後まで、ゴミ使いたくない~と言っていましたが(笑)

 

建具屋さんの力で生まれ変わる

 

最終的にきちんとプロの方に綺麗に磨いていただき、建具として使っていただくと、このガラス本来の美しさを取り戻しました。

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日の光を通すと、まさにダイヤモンドのようにきらきら輝きます。

  

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リビング上部の吹抜け側から見た様子です。通風の目的以上に見た目のアクセントになっています。
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彩りのエッセンスとして

 

 価値を忘れられゴミのようになった物でも見方を変えたら素敵な宝物になったりします。新築で新しい材料をたくさん使って出来た我が家ですが、この古いガラスをデザインに入れることで、新しいのにどこか懐かしくて優しい雰囲気を作ることができました。

 

 

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猫とインテリア

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猫とインテリア

我が家には7歳になる雌猫のはーちゃんがいます。

私の撮影するインテリアの写真に時々写り込んでいます。

 

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猫ってふっと存在感をゼロにするんです。

まるでインテリアの一部みたいに。

 

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しぐさや表情が可愛いのでついつい被写体にしてしまいます。

 

出会い

 はーちゃんとの出会いは7年前の猛暑日。うちの材木置き場で野良の母猫に忘れられて鳴いているところを見つけました。

 

ネットで調べてスポイトで猫用ミルクをあげ、その度に腕はひっかき傷だらけ。

トイレのお世話や授乳時間があるから遠出せず。

 

気付いたらすっかりこの子のママになっていました。

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初めての猫との暮らし

 猫嫌いの実家の母から聞いた、犬は人について、猫は家につく、という言葉をすっかり信じていたので人になつく動物だ、って全く知りませんでした。

 

ところが赤ちゃんの時から今までずっと、家族の中で私にだけあり余る位の深い愛情を向けてくれるのです。

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1日中まるで私の熱烈な追っかけのように、トイレやお風呂の中までついてきます。

 

朝は決まった時間に起こしに来るし、帰宅すると必ず玄関にお出迎え。呼べば返事をするし、いつも気付くと膝の上に。

  

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私自身の彩りのエッセンス

はーちゃんとの出会いで、私の心の中にもうひとつ温かい場所があることを気付かせてもらいました。

人間同士では時に忘れがちな、愛情のかたちの基本形を教えてくれます。

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グリーンが映えるウッドフェンスの作り方

 ガーデニングデザインの要素となるウッドフェンス

 新しいお家に引っ越したらガーデニングを始めてみたい、と長年思っていました。

既製品のアルミフェンスよりも植える植物達が素敵に見え、外壁の白い塗り壁に似合うフェンスが欲しかったのでイメージに合う物をリサーチしてから自分でDIYしてみました。


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 木材を揃える

   旦那さんが自分の製材工場で指定した寸法通りに材料をカットしてくれました。

アルミの支柱に取り付ける柱材と板材。

 

どちらも桧(ひのき)です。 

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 塗装作業

 まずは、上塗りの吸い込み防止の為、下塗りとしてウッドシーラーを塗り充分乾かします。 

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これに、外壁の木部塗装で余ったドイツ製自然塗料『リボス』のタヤエクステリアを塗ります。色はチェスナット。

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アルミ支柱

 道路と敷地の境界にコンクリートの立上りを職人さんに造ってもらいました。

その時にアルミの支柱を立ててもらいます。


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木材取付け

 アルミの支柱に塗装した角材を取付けます。
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横板を上から取付けます。

間隔を均一にするため、スペーサーとして細い木材を挟みます。

これは板を取り付けたら外します。

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こちらが完成した様子です。 


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 彩りのエッセンスとして

 お庭のフェンスはお家本体に比べれば一見脇役のようですが、訪問者が一番最初に目にする大切な『顔』の役割があります。

お庭の手入れをしていると『綺麗ですね』、と通りがかりの人が声をかけてくれる事があります。我が家の手作りウッドフェンスが花やグリーンを何倍にも美しく見せてくれているような気がします。

 

 

 

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インテリアコーディネート・洗面脱衣室

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造作洗面台

 我が家の洗面台は既製品ではなく大工さんに造作してもらったものです。

洗面脱衣室ってお風呂場近くの北側に位置する事が多いですよね。

どこかわき役的なお部屋なのですが、洗面台を素敵にする事でホテルに来た時のようなときめきを加える事が可能になります。

 

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手や顔を洗ったり歯を磨くだけではなく、IKEAのスツールをプラスして腰かけて髪を乾かしたりメイクもできるようになっています。

写真左側は浴室へ、右側はトイレにつながっています。ニッチのある壁の奥には洗濯機が隠れています。

使用した物

  シンクは病院用の流しを、水栓はシャワーホースが付いたキッチン用の物を使っています。共にTOTOの物です。タイルは名古屋モザイクの物です。

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 照明は『Old Friend』というジョイフル本田系列のアンティークショップで購入した物を取付けました。鏡に映っている黒いアイアンのタオルハンガー も『Old Friend』の物です。

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脱衣コーナー 

洗面台の奥には浴室と脱衣コーナーがあり、棚の反対側には洗濯機があります。

なるべく生活感を出したくないので、洗濯機は洗面台のみ使用するお客様の視線からは死角になる場所に設置してあります。

洗剤やドライヤーなど、色やデザインがゴチャゴチャしやすい物はニトリの白いボックスの中に収納してあります。一番下の段のダイソーのバスケットの中にはバケツやお風呂掃除用グッズが入っています。

籐のカゴにはパジャマなどの着替えが入ります。

 

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彩りのエッセンスとして

 生活感のあるものは徹底的に隠し、ショップのディスプレイのように見せたい物だけ余裕を持って飾るように収納することでホテルのような空間に仕上げることも可能になります。

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外水栓の水受けを簡単おしゃれに作る方法

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普通の外水栓をおしゃれに

 我が家は関東でも冬が寒い地域に住んでいるので、外水栓は凍結防止の機能重視で選びました。価格もデザインもごく一般的な物です。

植物の水まきに使用する為、水栓の位置は庭の真ん中の目立つ位置に。

そこで水受けは庭に自然に溶け込むようなデザインを考え、自分で作ってみました。

 購入する物

 ホームセンターで御影のピンコロ石を16個と、ガーデンロック1袋を購入します。

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 ピンコロ石を並べる

 

水栓周りに正方形になるようにピンコロ石を並べます。 

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 ガーデンロックを敷き詰める

 先程並べたピンコロ石の中にガーデンロックを敷き詰め、完成です。

ここではジョウロに水くみしたり、蛇口をホースに繋いだり、ちょっと手を洗う位なので、私的には地面からの水はねが無い程度の作りで十分なのです。 

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モルタルで固めない理由

  水栓の周りには芝を植えました。

芝はどんどん根っこを広げやすいので、ピンコロ石の下も余裕で通過して気付くと外水栓の周りがモサモサになってしまいます。

そんな時はピンコロ石とガーデンロックをデザインを崩さない程度に少しずつどかしながら芝を抜きます。芝は深く根を張らないので抜くのは割と簡単です。

 モルタルで固めずにおけば、このデザインに飽きた時撤去するのも簡単です。

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彩りのエッセンスとして

  外水栓は単に水を汲むだけの場所ではなく、庭のデザインに溶け込むようにしてあげると愛着のあるシンボル的な存在になります。

 

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鉄脚木製ダイニングテーブルの作り方

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好みのダイニングテーブルを作る

我が家のダイニングは白い塗り壁に無垢の天井と床で構成されています。インテリアのコンセプトはフレンチカントリー系のカフェ。

白とナチュラルな木のベースにアクセントとして黒を入れています。

この部屋に合わせるダイニングテーブルは木の天板に黒い鉄脚の物がいいな、と思いおしゃれなインテリアショップを探しましたが、大きさ・価格・雰囲気などイメージにぴったりの物が見つからず。

それならば、自分達で作ってしまおう、ということになりました。 

天板を選ぶ

 旦那さんが材木店を経営しているので選べる材料はいっぱいあります。

お店で見かけた物は天板が集成材だったのですが、かっちりとした仕上がりよりもナチュラルな方が好みなので無垢材を使うことに。

集成材の板は全くではありませんが反りにくい、定型なので加工しやすい、大きな面で手に入れやすい等の利点があります。

一方無垢材は一定以上の厚みが無いと反りや割れが出やすい、厚みを出すと重くなる、大きな面の物が手に入りにくい、価格が高い等のマイナスな面もあります。

でも、その圧倒的な雰囲気の良さは何物にも替え難い魅力があります。

最終的に選んだのは、桧の無垢板です。

1枚だけでは幅が足りないので2枚はぎの加工をして、端に割れが有るため長さを少しカットしました。

完成した天板は170cm×88cm、厚み5cmになりました。

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天板に塗料を塗る

 天板には水分や汚れから保護するための塗料を塗ります。

しっかりと保護したいのならウレタン塗装もありかもしれませんが、剥がれてきた時の見た目があまり美しくないので、表面に塗膜を張らない浸透系の自然塗料オスモを選びました。カラーは素地を生かすためクリアをチョイス。

 天板の表面を丁寧にサンダー掛けした後、刷毛で1度塗りして12時間以上放置しました。乾いたらいよいよ脚の取り付けです。

 鉄脚を取り付ける

  事前に購入したのがこちらの鉄脚です。 


 

インパクトドライバーを使用し付属のネジで4本取付けました。 

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完成品はこちらです。  ダイニングチェアはIKEAの物を合わせました。 

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経年変化を楽しむ

無垢材ってお手入れが大変そう、って思いますよね。

下の写真は使用して1年以上経った現在の様子です。新品の時よりだいぶ落ち着いた色合いになりました。

ここで子供が宿題をする為、鉛筆の削りカスが付いたり、筆圧で文字がそのまま裏写りしてたりします。

桧は柔らかい材なので、傷は付きやすいです。そのため使い込んだ風合いにはなっていますが、嫌な感じは全くありません。むしろ味が出たような気がします。

汚れは水拭きでお手入れしているだけですが、いい感じの艶もあります。

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冬の間に薪ストーブを使うので乾燥するせいか、端の割れは少し進んでしまいましたが、気になる感じではありません。もう少し進むようでしたら割れ止めを入れようかなと思っています。

彩りのエッセンスとして

きっちりと完成されたた既製品では無く、手作り感のある無垢材のテーブルをインテリアの中心にすると部屋の雰囲気が柔らかくなります。

天板を集成材で作ったらより工業的な雰囲気になり、インダストリアル系やブルックリン系を演出できるかもしれませんね。

 

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