Simple Lifeに彩りを加えるエッセンス

女性建築士あおいかさのブログ

鉄脚木製ダイニングテーブルの作り方

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好みのダイニングテーブルを作る

我が家のダイニングは白い塗り壁に無垢の天井と床で構成されています。インテリアのコンセプトはフレンチカントリー系のカフェ。

白とナチュラルな木のベースにアクセントとして黒を入れています。

この部屋に合わせるダイニングテーブルは木の天板に黒い鉄脚の物がいいな、と思いおしゃれなインテリアショップを探しましたが、大きさ・価格・雰囲気などイメージにぴったりの物が見つからず。

それならば、自分達で作ってしまおう、ということになりました。 

天板を選ぶ

 旦那さんが材木店を経営しているので選べる材料はいっぱいあります。

お店で見かけた物は天板が集成材だったのですが、かっちりとした仕上がりよりもナチュラルな方が好みなので無垢材を使うことに。

集成材の板は全くではありませんが反りにくい、定型なので加工しやすい、大きな面で手に入れやすい等の利点があります。

一方無垢材は一定以上の厚みが無いと反りや割れが出やすい、厚みを出すと重くなる、大きな面の物が手に入りにくい、価格が高い等のマイナスな面もあります。

でも、その圧倒的な雰囲気の良さは何物にも替え難い魅力があります。

最終的に選んだのは、桧の無垢板です。

1枚だけでは幅が足りないので2枚はぎの加工をして、端に割れが有るため長さを少しカットしました。

完成した天板は170cm×88cm、厚み5cmになりました。

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天板に塗料を塗る

 天板には水分や汚れから保護するための塗料を塗ります。

しっかりと保護したいのならウレタン塗装もありかもしれませんが、剥がれてきた時の見た目があまり美しくないので、表面に塗膜を張らない浸透系の自然塗料オスモを選びました。カラーは素地を生かすためクリアをチョイス。

 天板の表面を丁寧にサンダー掛けした後、刷毛で1度塗りして12時間以上放置しました。乾いたらいよいよ脚の取り付けです。

 鉄脚を取り付ける

  事前に購入したのがこちらの鉄脚です。 


 

インパクトドライバーを使用し付属のネジで4本取付けました。 

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完成品はこちらです。  ダイニングチェアはIKEAの物を合わせました。 

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経年変化を楽しむ

無垢材ってお手入れが大変そう、って思いますよね。

下の写真は使用して1年以上経った現在の様子です。新品の時よりだいぶ落ち着いた色合いになりました。

ここで子供が宿題をする為、鉛筆の削りカスが付いたり、筆圧で文字がそのまま裏写りしてたりします。

桧は柔らかい材なので、傷は付きやすいです。そのため使い込んだ風合いにはなっていますが、嫌な感じは全くありません。むしろ味が出たような気がします。

汚れは水拭きでお手入れしているだけですが、いい感じの艶もあります。

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冬の間に薪ストーブを使うので乾燥するせいか、端の割れは少し進んでしまいましたが、気になる感じではありません。もう少し進むようでしたら割れ止めを入れようかなと思っています。

彩りのエッセンスとして

きっちりと完成されたた既製品では無く、手作り感のある無垢材のテーブルをインテリアの中心にすると部屋の雰囲気が柔らかくなります。

天板を集成材で作ったらより工業的な雰囲気になり、インダストリアル系やブルックリン系を演出できるかもしれませんね。

 

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