ゴミの山から素敵な昭和レトロガラスを発掘する
ゴミの中からお宝発見
旦那さんが経営している材木屋さん兼工務店の資材置き場には、リフォームの解体現場から運びこまれた物が一時的にストックされている場所があり、そこで分別して処分します。
でもたまに古いお宅から運びこまれた不用品の中から宝石の原石のようなお宝を見つけたりします。中でも木製建具は重厚なアンティーク感たっぷりの物や珍しいガラス付きの物があったりするのです。
ある日ガラスを砕いて処分される寸前の古い建具を発見しました。
この建具は古い農家の納屋にあったらしく、塗料のような物がべったり付いていました。
子供の頃祖母の家で見たような、昭和レトロな雰囲気がなんとも懐かしい感じ。
調べてみると、これは『ダイヤガラス』と呼ばれるものらしく。
ダイヤガラスとは。
日本板硝子が1950年頃に製造していた型板ガラスで、ダイヤのような凹凸があり、角度を変えてみるときらきら輝く、とあります。
現在生産はされていない、と聞くと割られて処分されてしまうのがどうしても切なくて。
拾って磨いてみることにしました。
自宅の室内窓に
スポンジに洗剤を付けて磨きましたが、想像以上にしっかりこびりついていて、すっかり綺麗にするのはかなり大変でした。
ちょうど自宅を新築予定だったので、がんばって磨いたガラスを室内窓に使ってみることに。
旦那さんは最後まで、ゴミ使いたくない~と言っていましたが(笑)
建具屋さんの力で生まれ変わる
最終的にきちんとプロの方に綺麗に磨いていただき、建具として使っていただくと、このガラス本来の美しさを取り戻しました。
日の光を通すと、まさにダイヤモンドのようにきらきら輝きます。
リビング上部の吹抜け側から見た様子です。通風の目的以上に見た目のアクセントになっています。
彩りのエッセンスとして
価値を忘れられゴミのようになった物でも見方を変えたら素敵な宝物になったりします。新築で新しい材料をたくさん使って出来た我が家ですが、この古いガラスをデザインに入れることで、新しいのにどこか懐かしくて優しい雰囲気を作ることができました。
ランキングに参加しています。
よろしかったらクリックお願いします。